ムラサキギンザメを食べる

ムラサキギンザメを食べる

この間珍しい魚をいただきました。

軟骨魚類(軟骨魚綱)・全頭亜綱・ギンザメ目・ギンザメ科の深海性魚類、ムラサキギンザメ。

ギンザメの仲間は「サメ」という名前がついているもの、サメの仲間ではない。鰓孔が1対しかなく、5~7個の鰓孔があるサメやエイとは違う仲間だ。また尾部が非常に長く伸びるし、歯の形も…。英語名のひとつ「ラットフィッシュ」(クマネズミウオ)とはよく言ったものである。このほか「キマイラ」という名前もある。これはライオンの頭、ヤギの体、蛇の尾をもつというギリシャ神話の怪物に由来するようだ。

ムラサキギンザメの背鰭。これには毒があるといわれ、刺さることのないように注意されたい。

今回入手したムラサキギンザメは全長が1mを超える巨大なもの。撮影するのもなかなか苦労させられる。二人がかりで撮影用の台にのせ、脚立にのって撮影することでようやく上手に撮影できた。脚立を使って撮影するのは2015年にやってきたユメタチモドキやミズウオダマシ以来だと思う。だから脚立はなかなか出番がないのだが、この2週間ほど後、再び脚立を使用して魚を撮影することになった。出番がなかなかなかったのに、出番が来るときはまとめてくるのだ。

ムラサキギンザメを食べる

ギンザメの仲間は食用魚として知られる。ニュージーランド近海のホシギンザメは湯引きにして日本でも販売されている。しかし、今回は色々やって食べてみた。

私は刺身が好きなので刺身はお約束といえる。臭みがないが、味もほとんどない。この刺身を湯に通ししゃぶしゃぶにしたりポン酢で食べるとよい。

肝。これは刺身とは逆に濃厚な味が特徴。ムラサキギンザメは非常に大きな肝臓を持ち、ひょっとしたら肉よりも量が多いかもしれない。このほか撮影はしなかったのだが、フカ(ではないか)ヒレや中骨などを煮つけにしたものもかなり美味であった。魚が苦手なのすP氏(Youtubeも見てね)もきっと食べられるに違いない。

ギンザメの仲間は底曳網漁業や深海延縄で漁獲され、廃棄されることも多いのだが、人間というのはいかにもったいないことをしている生き物だと思う。SNSのコミュニティでも、ソコダラの仲間を捨てたりするなどということを聞くが正直、大変に気分が悪くなるのだ。釣った魚は毒を持っていないものは食べてあげるようにしたい。

なお、今回のムラサキギンザメは神奈川県の鈴木享平さんに送っていただきました。ありがとうございました。

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