2つの初魚種~サザナミダイとイシフエダイ

2つの初魚種~サザナミダイとイシフエダイ

もう2018年もあと1週間です。今年はこれまでもヤエギス、スギ、オオクチイシナギ、ムラサキギンザメなど、初めて食する魚が多かったのですが、そんな年のおわりに、新たに2種類の魚種を食しました。

サザナミダイ

サザナミダイは、スズキ目・フエフキダイ科の魚。フエフキダイ亜科は二つの亜科に分けられるが、ヨコシマクロダイやノコギリダイ、メイチダイなどと同じ亜科の魚である。本種はその中のメイチダイ属に含まれる。

日本にはメイチダイ属が8ないし9種いる。最近まで6種だったのだが、近年2種増えた。そのなかでも特に大きくなるのが本種のようで、全長60cmオーバーになる。この属は分布が南方に偏っているが、このサザナミダイは紀伊半島以南の日本に分布している。一方シロダイやタマメイチは高知県が北限のようだ。ちなみに今回の個体は鹿児島県産。このサザナミダイを購入する前の日にはタマメイチもあったそうだ。残念。

サザナミダイの和名の由来はおそらくこの頭部のサザナミ模様。青く輝き美しい。なお、メイチダイにも不明瞭ではあるが頭部にサザナミ模様がでるものがいる。

サザナミダイは結構お値段も張る。しかしその分美味しい魚だ。白身の大変美しい魚で、食感はもっちりしている。今回は半身のみ食した。残りは冷蔵庫で保存しており、正月に食卓に並ぶだろう。

イシフエダイ

2匹目はイシフエダイ。スズキ目・フエダイ科の仲間でもすらっとした体形が特徴的なものがそろうEtelinaeの仲間で、この亜科にはヒメダイ属、ハマダイ属、バケアカムツ属、アオチビキ属、そしてイシフエダイ属の計5属19種がふくまれる。

イシフエダイ属は本種とオオグチイシチビキの2種が知られ、2種とも日本近海に分布する。イシフエダイは分布が南方よりなのか、オオグチイシチビキがよく水揚げされる愛媛愛南町でも、高知県西岸でも見ることはできなかった。

ただ今回の個体は高知県産だという。イシフエダイの分布は魚類検索によれば相模湾西岸、土佐湾、琉球列島、伊豆諸島、小笠原諸島。海外ではインド-中央域に広くいるが、東太平洋のココ島でも見ることができるようだ。全長は40cmほどで、オオグチイシチビキ(60cm)と比べてやや小さ目。

熱帯魚のようなブルーの体色であるが、捌いてしまえばそんなものも気にならない。同じフエダイでもアオダイというのは極めてうまいのだ。だからイシフエダイも美味しいだろう。捌いてみると一転、青から赤みを帯びた色に変貌する。食欲がわいてくる色彩だ。味もなかなかいける。今回の魚は何れもシーフーズ大谷さんで購入したもの。大谷さんとのお付き合いも来年でいよいよ10年目になります。ありがとうございました。

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