ヒゲオオメハタ | 魚のブログ

ヒゲオオメハタ

ぶろぐに書きたいネタが色々とあったのですが、ちょっとぶろぐのトラブルで書くことができなかったことが多数ありました。ということで今回まとめて、と思いましたが、結構濃いことだったので、ひとつひとつ書いていきます。

まずは、スズキ目・ホタルジャコ科のヒゲオオメハタ。古い図鑑には掲載されていないが、2001年に新種記載されたものである。属自体はオオメハタ属で、このブログでも過去アップしてきたワキヤハタと同じ仲間だ。

ヒゲオオメハタがほかのオオメハタ属と異なるところは、下顎先端付近に多くの棘があること。日本に生息する同属のワキヤハタ、オオメハタとナガオオメハタは下顎先端の突起は1対しかない。本種は臀鰭の形状や体の形からはナガオオメハタという種に似ている。ナガオオメハタとは下顎付近の棘のほか、主鰓蓋の棘の間に黒色斑があるかないか(ヒゲオオメハタにはあるが、ナガオオメハタにはない)で区別できるようだ。

分布域は駿河湾以南の太平洋岸、広東省沖、オーストラリア近海となっているが、この個体は長崎県近海で採集された。このほかインターネット上で見てみると千葉県でも本種が撮影されている。ワキヤハタとして掲載されていることも多いが、ワキヤハタとは臀鰭の様子をみたら区別できる。ただし臀鰭の様子がきちんとわかる写真でないと、同定は難しいだろう。

今回のヒゲオオメハタはお刺身で頂いた。左上がそれ。右上はイネゴチ、下はイトヨリダイである。この黄色い線から、イトヨリダイであることは分かるという方もいるかもしれない。ホタルジャコの仲間は他にもアカムツ、バケムツ、スミクイウオなどいるがどの種美味であり、中には「じゃこ天」の原材料になるような種もいる。本種もかなり美味であった。

印束 石田拓治さん、ありがとうございました。

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