「NAVERまとめ」終了について思うこと | 魚のブログ

「NAVERまとめ」終了について思うこと

「NAVERまとめ」がついに終了することになった。今年の7月いっぱいをもって新規アカウント申請を停止し、9月いっぱいでサービスも終了となるという。

さて、これについてはYahoo!ニュースでもトップに来ていて、ハフポスト日本語版の記事に多数のコメントがついて盛り上がっている。しかし、どうもあまり評判がよろしくない。

このタイプのサイトは、従来からほかの人の画像を勝手に使ってきて使用していることもある。引用がついていることもあるが、引用元も存在しないことがある。これは引用の定義を満たさず違反となるだろう。筆者もこのサイトに画像を転載されたが、引用の定義を満たさないものもあった。

さらに信ぴょう性の問題というのもある。

芸能人のだれがだれと付き合っているとか、だれがどこの学校に通っていたとか、だれが違法薬物をやっていたとか。これは場合によっては名誉棄損につながることもあるが、このような情報がNAVERまとめやその関連サイトでは見られることもある。

2016年にDeNAのWELQ騒動というのもあった。これはWELQの医療情報サイトであるが、DeNAはゲームを開発したり、プロ野球の横浜DeNAベイスターズを運営していても、医療従事者ではない。つまりこの分野では素人であった。記事は外部のライターが委託で書いていたというが、チェックする体制が整っていなかったとみられる。

私がかつて作っていた魚図鑑サイトでは、少なくとも魚の解説はその魚について理解している人が書いていた。これは医療にせよ、魚にせよ、扱いを間違ったら生命の危機にいたる場合があると考えていたからである。

しかしライターについても医療従事者であればよかったが、実際にはそうでもなく、肩こりの原因は霊のせいかもなどという、お笑い系かと思わせる記事もあった。医療のサイトをつくるにせよ、魚のサイトをつくるにせよ、やはりその分野の専門家をつなぎとめておく必要があるのだ。そして鎖が切れたらその分野からの撤退も考えるべきだろう。医療であれば医者だとか、製薬会社(これは自分でメディアを持つことが多い)、厚生労働省とか。ただ厚労省の人だからと言って全員が医療情報に従事しているわけでないことに注意したい。

魚であればやはり魚類学者とか、大学教授、釣り人、市場関係者、ボランティアなどで、できればそれぞれの分野から何人かが入ってくるのが望ましいといえる。偏ってしまうと「絶滅危惧種は放流して復活させれば問題ない」とか、「アユは水産上重要種だから放流はしかたない」とか、「このフグは無毒だから食べても問題ない」とかいう意見が出てきても誰も指摘しないという問題がある。

現在私はインターネット上でアクアリウムの情報を紹介する記事を運営している。ほかのアクアリウム飼育系サイトとは異なり、自分が飼育した魚、どうしても飼育したことがない魚を紹介する必要があるときは実際に福井県まで赴いた(仕事であるがタグ付きの越前がには本当においしかった)。

昨今は「低品質サイト」もアクアリウムの分野ではだいぶ淘汰されては来たものの、今後もポリシーを変更することなく、量よりも品質を重視し質を落とさないサイトを作成していこうと思う。

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