2009年総括

2009年総括

2008年はろくなシーズン総括をしていないので、実質2007年以来でしょうか。今年1年間の振り返りをしたいと思います。

3月の海水魚採集

3月半ばに玄界灘で海水魚採集を行いました。海は引いてていい具合でしたが (このころは大潮では結構ひきます) 、狙いのカジカ類、ギンポ類、タウエガジ類が少なくて、ちょっと残念でした。ただしクロウシノシタの小さいものに会えたのはうれしかったです。あとは、ヒメハゼ、タケギンポ。

小さなクロウシノシタParaplagusia japonica (Temminck and Schlegel)。触髭もあります。

5~6月の採集

5月のトロール船採集はまた後に。このときは高知西部の宿毛在住の知人とよく高知県西部に出向き、採集を行いました。これらのハタが採集されました。今シーズンはハタなどの肉食魚が多いが、それ以外の魚、特にヤッコ類はさっぱり、という印象。

スジアラPlectropomus leopardus   (Lacep?de)<o:p></o:p>

アオハタEpinephelus awoara   (Temminck and Schlegel)

キンギョハナダイPseudanthias squamipinnis   (Peters)<o:p></o:p>

7~8月の採集

7~8月は弟や母親と高知の海で遊んだり、川でハゼ釣り (本当はアカメを釣る予定だったらしい、笑) をして楽しみました。8月の防波堤では小型で愛らしいヒメツバメウオなども採集しました。

ナンヨウツバメウオPlatax orbicularis   (Forssk?l)は今年、多かったように思います。どこの港でも数がいましたし、容易に掬えました。宿毛にも結構いたようで、何個体か標本が届きました。

11月の採集

9~10月には一度も高知に行かなかったので、11月に2回も行きました。この時は初めてのクモウツボなどを採集しました。2回目の採集では、テンジクダイ科のカスリイシモチやイットウダイ科のクラカケエビス、残念ながら死亡していたものの、チョウチョウウオ科のチョウチョウウオ、ミスジチョウチョウウオを初めて採集することができました。

左:クモウツボEchidna nebulosa   (Ahl) 右:カスリイシモチApogon kallopterus   Bleeker

<o:p>総じて採集魚数は少なかったのですが、今シーズンを振り返ってみてそれほどひどい年でなかったように思うのは、やはり内容が濃かったからでしょうか。高知でははじめてのクモウツボやヒメツバメウオを採集できましたし、私ではないのですがモヨウハタやサビクダリボウズギスモドキなども採集されていました。次は、さらに貴重な思い出や重要な出来事を総括する予定です。</o:p>

トロール船乗船

2009年最高の「思い出」のひとつです。八幡浜に拠点を置く漁業会社「有限会社 昭和水産」様のご厚意により、実現しました。会社側としては単価の低いニギスが多く、好天だったのであまりいい思い出はなかったのかもしれませんが・・・

左:お世話になったトロール船「海幸丸」船団の1隻。右:珍しいオニキホウボウGargariscus prionocephalus   (Dum?ril)。トロール漁業の産物。

メディアへの露出

このブログのアクセス数は通常1日に100前後ですが、一時それが一気に跳ね上がったことがありました。

いうまでもなく、下が本来の閲覧数。

産経さんでブログが紹介されたためで、それで一気に露出度がUPしました。ちょっと内緒にしておくために、あまり出しゃばらずに、秘密にしておきました。

産経新聞の岡嶋さん、ありがとうございました。お世話になりました!ただし、自分自身、今考えると電話取材も受けたほうが良かったかもしれません。そこは後悔しています。

新しい出会い

何かのきっかけで、さまざまな出会いが生まれます。今シーズンは、まさにその「出会い」が多かった一年でした。

お世話になったトロール漁業の会社の社長さんや専務さん、漁労長さん、そして乗組員のみなさん。さらに南予西海、大敷き網の漁師さん、魚を送っていただいた高知在住の方、一方でトロール会社の社長さんからつながったネットワーク網・・・

これらの出会いは本当に大切で、かけがえのないものでした。しかし忘れていけないこと、それは私が宇和島にいなければ、まったく縁のなかったかもしれないということでした。来年も、素晴らしい出会いが、私や皆様に起こりますように。

WEB魚図鑑東京オフ

魚図鑑サイトとして有名なWEB魚図鑑の東京オフ会に参加しました。もとは日本魚類学会年会の初日だった、ということがありましたが、かなり楽しい会となり、無事に閉会しました。残念ながら、その後の宮崎での会には諸事情により参加できなかったものの、来年以降はぜひ参加してみたいと思います。皆様、ありがとうございました。

・・・ということで、まだまだ続けたいところですが、このくらいにしておきましょう。さて、来年はどんな魚に会えるか、どんな人とのめぐりあわせがあるのか、気になり楽しみです。それでは。

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