ハチ

ハチ

今日登場するのはフサカサゴ科のハチApistus carinatus (Bloch and Schneider)です。一色漁港ではフサカサゴ科の魚も何種かいましたが、漁法が底曳網がメインからなのか、メバルやカサゴなどは多くなく、このハチやコクチフサカサゴが大部分でした。

ハチは長い胸鰭と、その下に遊離軟条があること、下顎の「ひげ」が特徴です。また背鰭には白く縁取られた大きな斑があります。この特徴で日本産の他のフサカサゴ科魚類と区別され、ハチ亜科という独自の亜科に入れられています。また、ハチ科という別科を設立しその中に含める場合もあります。

宇和海産

ハチはインド・西部太平洋の熱帯~亜熱帯海域に広く分布しています。Randall (1995) の示した分布域は、日本、インド-マレー域、オーストラリアから果ては紅海、オマーン湾、南アフリカまで達しています。日本でも南日本の広域に見られます。私が見たのは、今回の三河一色のほか、愛媛県の宇和海沿岸、福岡県の玄界灘沿岸です。ほか、山口県響灘産の標本も手に入りました。

ハチを扱ううえで注意しないといけないのは、背鰭の棘に毒があるということです。これは刺されるとかなり痛いのです。山でも、海でも、「ハチ」には気をつける必要があります。

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