ツマリドクウロコイボダイ | 魚のブログ

ツマリドクウロコイボダイ

マグロの胃の内容物、昨日のイカ類に続き本日は魚類そのいち。

ツマリドクウロコイボダイTetragonurus atlanticus Loweという魚です。ドクウロコイボダイ科の魚は珍しく、世界で3種のみが知られているのみの小さなグループです。

ドクウロコイボダイ科魚類もイボダイ亜目に含まれております。イボダイ亜目にはイボダイ科、トコナツイボダイ科、エボシダイ科、オオメメダイ科、マナガツオ科とこのドクウロコイボダイの6科が含まれ、すべての科の、少なくとも23種が日本から報告されています。

この仲間は食用種も多く含みます。脂ののりがよく、刺身でも塩焼きでもいけますが、その反面脂ののりすぎという魚もおります。ホシゴマシズなどがそれで、食べると下痢をする恐れがあるということで流通が自粛されているようです。本種による中毒例もあり、おそらくにたようなものと思われます。

同定法

ドクウロコイボダイの仲間は背鰭棘数で同定できます。ドクウロコイボダイは背鰭棘数が16-19と多く、本種の14棘とくらべ多いです。また阿部宗明博士により新種記載されましたTetragonurus pacificus Abeについては背鰭棘数が10前後とほかの種に比べ少ないことで区別できます。また、本種については眼が大きいのも特徴といえます。

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