フィリピン魚66.ホクロハゼ

フィリピン魚66.ホクロハゼ

ブログをさぼってしまった・・・

今日のフィリピン魚は、ハゼ科のホクロハゼAcentrogobius caninus (Valenciennes)です。

ホクロハゼという名前の由来は胸鰭基底のやや上あたりに、大きな黒色斑があることからきているのだと思われます。この他、頭部に淡色斑が複数あります。色彩についてはいくつかのバリエーションがあるようです。他の魚関係のデータベースを見ても、尾鰭の色や背鰭の模様など、一見して「別種」と思えるものもいます。

これもおそらくホクロハゼと思われる個体、ただちょっと気になる個体。尾鰭に黒色斑点がないので、別の種類か、それとも雌雄差、個体の差なのでしょうか。下の個体は、上の個体よりもやや大きめの感じでした。10cmは超えていたと思います。

キララハゼ属の魚は日本産で8種前後知られていますが、スジハゼ種群のように、まだ分類学的な再検討が必要で、研究がすすめられているものがあったりします。魚類検索第2版でキララハゼ属の魚とされていましたフタスジノボリハゼは、のちに別属にうつされています。(フタスジノボリハゼ属) 。 これからも面白くなる予感がする仲間たち。

ホクロハゼとツムギハゼYongeichthys criniger (Valenciennes)

ツムギハゼ属の魚もキララハゼ属と近いものと考えられている種類です。それどころか、書籍「日本のハゼ」のなかでは、「体色以外にほとんど明確な形態的特徴の差が認められない」とあります。ツムギハゼは河川の河口域にいたり、内湾にいたりしますが、ホクロハゼもどうやら似たような環境に生息しているようです。

ツムギハゼは「毒のあるハゼ」として有名なのです。スジハゼなどのキララハゼの仲間については毒のことが触れられていませんが、どうやらホクロハゼの中にも、テトロドトキシンなどの毒をもつ個体があるとされています。

●ハゼ科

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