アサバガレイ

アサバガレイ

今日もまた新しい魚の出会いがありました。

カレイ科のアサバガレイPleuronectes mochigarei (Snyder, 1911)という種類です。

アサバガレイは以前から名前をよく聞く種類ではありましたが、実際にみるのは初めてという種類でした。北海道から、福島県までの太平洋岸と、若狭湾までの日本海側に分布する種類です。

アサバガレイの大きな特徴は、後頭部から背鰭の基部にむかう側線分岐がある点です。この特徴により、よく似たマコガレイや、マガレイと区別することができます。クロガレイや、クロガシラガレイとは、背鰭や臀鰭に斑紋がない点もことなります。顔はマコガレイや、マガレイよりも短い感じがします。先ほどの側線の特徴を持ったカレイの仲間にはもう1種、シュムシュガレイというのがいますが、シュムシュガレイと本種は、両眼間隔の鱗の形状や頬の鱗の種類、有眼側の色彩で区別することができます。本種の特徴のうち、「頬の鱗が円鱗」というのがあるのですが、櫛鱗のような・・・。でも他の特徴から総合的に判断すると、アサバガレイが近いようです。

これで記事を終わりにしてしまうと、「Twitterで書けよ」などと言われてしまうかもしれませんのでもう1種ご紹介します。先ほど2回ほど名前が出てきたマガレイPleuronectes herzensteini (Jordan and Snyder, 1901)です。

マガレイも北の海のカレイですが、本種はアサバガレイよりもかなり広い範囲に分布し、日本海はほぼ全域、瀬戸内海の一部、太平洋岸でも少なくとも福島県までは記録があるようです。WEB魚図鑑では、静岡県舞阪でも記録がありますが、標本が欲しいところです。

マガレイの頭部。なんとなくですが、アサバガレイよりも細長いように見えます。アサバガレイのような側線分岐は見られません。

カレイは唐揚げも美味しいですが鮮度がおちるとイマイチになります。今回のアサバガレイもやや鮮度が落ちてしまっており、揚げ物ではなく煮つけにして食べることにします。

●カレイ科

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