アラスカキチジ

アラスカキチジ

スーパーにて珍しい魚が販売されておりました。

アラスカキチジSebastolobus alascanus Bean, 1890という魚です。この種類は日本に生息するキチジと同じキチジ科・キチジ属の魚です。キチジ科は独立を認めない考えの人もおおくそのような場合はメバル科にふくまれます。メバル科の多くの種は胎生ですがキチジの仲間は卵生と言われており、卵は見たことがないのですがゼラチン質の塊のような感じだそうです。

名前に「アラスカ」という外国の地名が入っていると日本にいないように感じられますが、日本にも茨城県以北の太平洋岸に分布し、私も三陸沖産の個体をみたことがあります。海外ではオホーツク海からカリフォルニア半島までの北太平洋に分布します。今回の個体はカナダ産。底曳網で漁獲されたと思われるもので、鱗やひれがだいぶぼろぼろになっています。

アラスカキチジとの出会いは3度目です。1回目は、三陸沖の底曳網で獲れた個体を見たとき。このときは食べませんでした。2回目は、名古屋市内のスーパーで購入したもので、煮つけで食したように記憶しています。

こちらは2011年に購入したアラスカキチジです。やはりカナダ産

一般的に販売されているキチジは、標準和名キチジの方が多いように思いますが、キンキと呼ばれて販売している事が多い感じがします。キチジは上顎前縁はまっすぐであること、頭部の断面は僅かに側扁するので、上顎前縁がくぼみ断面が丸みを帯びるアラスカキチジと区別することができます。

今回も煮つけでいただきました。よくキチジに比べて味は落ちるようなことを皆さんよく言われていますが、実際にはアラスカキチジも十分に美味しいです。まだキチジをあまり食したことがないためかもしれませんが・・・。

キチジも食べたいし形質も本種と比較したいのですが1匹1000円以上もするのが難点です。ちなみに明日は土曜日、例の件から1週間たちますが右手の回復は順調です。

●キチジ科

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