ネズスズメダイ

ネズスズメダイ

土曜日にごく浅い潮溜まりで採集してきたスズメダイ科のネズスズメダイChrysiptera glauca (Cuvier, 1830)。この魚を飼うのは久し振り。

ネズスズメダイは観賞魚としておなじみのルリスズメダイや、シリキルリスズメダイなどと同じルリスズメダイ属の種類。スズメダイの仲間は付着性の卵を産むためか、関東では見られない種類も多いのですが、このネズスズメダイは関東地方の磯でもたまに見られる。

幼魚には青い斑点があり、頭部から体の背部にかけて青いラインがあるのが綺麗。しかしこれらの特徴は幼魚にのみみられるもの。成魚になると、これらの特徴的な色彩は薄くなりやがて消えてしまう。

以前喜界島で採集した個体。この個体はヒトのおとなの膝もないくらいのごく浅い潮溜まりにいて、2本の手網で大きな岩の下にいたものを掬ったもの。ネズスズメダイは成魚も、幼魚も極めて浅いタイドプールやサンゴ礁に見られ、とくに熱帯ではやけどするくらいの太陽光のもと青いラインが輝いていて非常に美しいものだ。

飼育の際の注意としては、あまりたくさん持ち帰らないことがあげられる。スズメダイの仲間のうち、このルリスズメダイの仲間はテリトリーを作りたがる。幼魚のうちはまだよいが成魚は数匹入れると殺し合いが始まってしまう。他の魚に対しても気が強いので、成魚は同じように気が強い魚と一緒に飼うようにしたい。餌は自然下では主に付着藻類を食うが、水槽では生の餌から配合飼料までなんでもよく食べ、病気にもあまりならず、とても飼育しやすい。

●スズメダイ科

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