ヒウチダイ

ヒウチダイ

前回、ヘリダラか、ハナソコダラか、というブログの記事を書いたけど、今回はそのヘリダラかハナソコダラと一緒に獲れたこれ。ヒウチダイCoryphaenoides marginatus Steindachner and Döderlein, 1887 というキンメダイ目の魚をご紹介。

最近は深海魚のブームで、「食用になる深海の魚」がメディアに色々と紹介されている。深海魚のものとしてはキンメダイ、ムツ、ニギス、アオメエソといった種ほどではないが比較的食べられている種類。ヒウチダイは水深200m以深の海底に生息し、底曳網や釣りなどの漁法で漁獲されているもの。以前このブログでご紹介したハシキンメに似ているのだが、ハシキンメは側線鱗がほかの鱗より少し大きいくらいだが、本種の場合は側線鱗は明らかにほかの鱗よりも大きく、楯状になるという特徴がある。

尾鰭は後縁が黒くなるという特徴がある。この特徴で日本に分布するヒウチダイの仲間のもう1種類である、マルヒウチダイと容易に区別することができる。

ヒウチダイの稚魚。写真の稚魚は体長29㎜の稚魚であるがそれでも尾鰭の後縁が黒い、という特徴が出てきている。この稚魚は沼津ではなく、愛知県三河湾産の個体で、アオメエソの中に混じって販売されていた。今回ヒウチダイの記事をアップして、私のブログに掲載されたヒウチダイ科の魚は合計3種となった。

後はクロヒウチ、マルヒウチダイ、そしてミナミハリダシエビスの3種であるが、クロヒウチは日本近海では東シナ海の水深500m以深の深海、またミナミハリダシエビスはクロヒウチよりも浅いものの、日本近海では九州-パラオ海嶺にのみ分布しているようで、なかなか拝むチャンスはなさそうである。

ヒウチダイを食した話はまた今度。

●ヒウチダイ科

シェアしてね

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSやってます