ホホベニイットウダイ

ホホベニイットウダイ

やはりちょっとというか3年まえのお魚。ホホベニイットウダイ。

ホホベニイットウダイは昨日ご紹介しましたテリエビスやニジエビスによく似てはいるのですが別属ウケグチイットウダイ属の魚です。ホホベニイットウダイもかなり広い範囲に分布する種類で、東アフリカ~東太平洋の熱帯域までに分布しています。この種はテリエビスと逆でハワイにも生息するようですが、紅海にはいないらしい。日本では和歌山県~沖縄本島にまでいるのですがやや少ない。

「日本産魚類検索」によれば、この種類の特徴は背鰭棘中央下横列鱗数が3.5とやや多いこと、背鰭最終棘は後ろから2番目の棘よりも短いことがあげられます。この背鰭最終棘は背鰭の第1軟条にかなり近寄ることでイットウダイ属の魚と区別できるようです。背鰭最終棘は下の写真の黒い矢印で示しています。ちなみにイットウダイの仲間の背鰭最終棘は後ろから2番目の棘と第1軟条の中間か、それの近くにあることにより区別されるそうです。

色彩は赤みを帯びた体に黄色っぽい縦線があり、背鰭の鰭膜が黒くなく黒色斑も見られません。そのため日本に分布する他のウケグチイットウダイ属の魚と容易に見分けられます。

このホホベニイットウダイは高知県宿毛市のすくも湾中央市場で他の魚との混じりで入っていました。ウロコマツカサ、ナミマツカサ、アヤメエビス、そしてテリエビスがたくさん入っていましたがその中に本種が1匹混じっていました。テリエビスのラインは白、本種は黄色っぽいのですが、一緒においておくとわかりにくいものです。今回の個体は塩焼で食しました。骨が多くてかたく食べにくい感じでしたが、でも味はよかったです。またいつか出会いたい魚の一つです。

●イットウダイ科

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