サガミソコダラ

サガミソコダラ

ソコダラの仲間は意外と種が多く、意外と同定が難しいものも多いです。はっきり言って、ソコダラの仲間の写真だけを見て「これはなんちゃらダラ」とか言える人がいれば、それはよほど大量(10000個体以上)にソコダラの仲間を見た人か、あるいは単なるうそつき、虚言癖がある人のどちらかでしょう、私は後者です。でも、嘘をつきたくはないから、結局はあいまいな答えになってしまうのです。

これは「サガミソコダラ」という種類です。勿論写真だけでは判断するのは困難。この個体も色々と触ってみたりして、サガミソコダラが近いように思いました。サガミソコダラを含むミサキソコダラ属は日本に7種が知られていますが、同定の形質も、肛門の位置や発光器の様子、顎歯の形状などです。これらを見ないことには「サガミソコダラである」と判断するのは出来ません。

サガミソコダラは体が銀ピカで、他のソコダラの仲間と違う感じがします。この銀ピカの体は性的なアピールになるのでしょうか、それとも威嚇、目くらましにつかうのでしょうか。

鼻先はトウジンのようにとがってはいません。下顎のひげはソコダラ科の多くの種類にあるため有無は同定にあまり使えません(カタダラとアナダラなどは髭の有無は同定に使えるよう)。ただしひげの長さを同定に使うことがあります。第2背鰭や臀鰭の鰭条もあまり同定に使わないようです。体が細長く切れていることもあるので、ちゃんと計測するのが難しい場合があるからでしょう。鰭条数の確認は、第1背鰭や腹鰭、胸鰭を使用します。特に腹鰭は同定には重要なことが多いので、見ておきましょう。計数でもよいですが、写真に撮る、あるいは基部ごと体から抜き取ってアルコールにつけて保存しておくのもよいでしょう。

胸鰭は条数の他に腹鰭との位置関係も重要です。サガミソコダラの同定はこれが重要です。腹鰭基部は胸鰭基部よりも少し後ろにあるのがサガミソコダラ、少し前にあるのがサイカイヒゲと言われます。しかしこれでは若干わかりにくいです。

シェアしてね

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSやってます