クモゴチ

クモゴチ

この間コチの頭だけ並べたのをつくってたら、コチの仲間もあまり紹介できていないことが分かった。コチ科の魚は日本に少なくとも22種いるのだが、同定も難しく、あまり採集されないので紹介しにくいのである。

クモゴチは結構珍しい種だと思う。ヤフーの画像検索でも、ろくにでてこない。学名で検索したらオーストラリアのものがいくつか出てきた。

まあ見た目は何ともない種類。あえて言えば鱗がやや小さ目で側線有孔鱗数が46~55であることが特徴的。

メゴチに似ている種類だけれど、眼下骨の隆起線の棘は一様に強くて大きいのが特徴。またメゴチの場合後頭部の隆起線が鋸歯状になっているけれど、本種では鋸歯状になっていない。

こちらはメゴチの頭部。メゴチの場合眼下骨隆起線の棘は大きかったり鋸歯状の部分があったりとさまざまなよう。また後頭部の隆起線は鋸歯状になっているのも特徴。といっても、写真ではわかりにくい。

このほかメゴチでは第1背鰭の後半部が暗色なのに対し、本種では第1背鰭の鰭膜上縁に黒色斑がある点も異なる。もっともこれも、この写真からは読み取れないけれど。

クモゴチは日本ではあまり漁獲されないようで、魚類検索によれば、日本での分布は土佐湾しか記されていない。海外では台湾、中国広東省、海南島、フィリピン、ニューギニア、オーストラリア沿岸、インド洋で記録がある。この個体はやはり土佐湾の水深150mの海底で沖合底曳網で漁獲されたもの。底曳網は、ちょっと意外なものが獲れるから面白い。

シェアしてね

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSやってます