ソコハリゴチ

ソコハリゴチ

今日はいよいよ年度最後の日。

昨日はナツハリゴチを紹介したので、今日は私が出会ったもう一つのハリゴチ科魚類である、ソコハリゴチについて書いてみたい。

ソコハリゴチはナツハリゴチと同じく、スズキ目・ハリゴチ科・ハリゴチ属に含まれる種類。前回紹介したナツハリゴチによく似ている種類ではあるが、ナツハリゴチに比べて吻がやや短く、体側骨板には後方に向く強い棘が1本(ナツハリゴチでは2本)あることにより見分けられる。胸鰭の下部にある遊離軟条数は2~4本で、それが短いことで、よく似ているハリゴチとも区別できる。

黄色っぽい模様が入るため、色彩はナツハリゴチと比べてカラフルに見える。頭部にはとても小さな棘があるのもこの仲間の特徴だ。

ハリゴチ科の魚は、日本に6種類が知られている。ソコハリゴチに酷似しているものに最近新種記載されたミマセハリゴチというのがいるがそれは尾鰭の形がソコハリゴチとはやや異なるし、第1背鰭が白く縁どられているのも特徴的である。ソコハリゴチは福島県小名浜から九州までの太平洋岸、京都府から九州北部の日本海沿岸、東シナ海、台湾、南シナ海、ニュージーランドにかけて分布し、一方でミマセハリゴチは土佐湾、尖閣諸島、オーストラリアに分布する。

恐らく名前のミマセハリゴチも、御畳瀬にちなむのであろう。ソコハリゴチは水深90~436mの海底から漁獲される、と魚類検索図鑑にある。この個体は水深150mほどの海底から沖合底曳網によって漁獲されたものである。全長は20cmを超えるようだが、まだそれほどの大きさの個体にはお目にかかれていない。やはり船上で投棄され、市場に上がることはほとんどないのだ。

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