ウサギアイナメ

ウサギアイナメ

昨日はお休み。写真は金曜日に購入してきた魚。
アイナメ科・アイナメ属のウサギアイナメ。ウサギアイナメはこれまでにも3回ほど出会ってきたが、ブログのなかで詳細にご紹介するのは今回が初めてとなる。

アイナメ科の魚は日本では北海道~九州の海に分布するが、やや北方性で東日本に多い。世界でアイナメ科の魚は北太平洋に分布し、5属12種が知られ、日本にはホッケ属・アイナメ属の2属、前者2種、後者5種の計7種が知られている。

顔は丸みを帯びている。色彩は茶色というか、紫というか、何とも言えないような色が綺麗で、腹がオレンジ色。顔がウサギに似ているのでこの名前がついたらしいが・・・??

ウサギアイナメ

アイナメ

尾鰭の比較。アイナメは尾鰭の後縁がやや湾入するかまっすぐなのに対し、ウサギアイナメでは丸みを帯びている。日本ではこのほかに尾鰭後縁が丸いアイナメ科魚類としてクジメ(あまり丸くないのもいる)とスジアイナメが知られているが、この2種は側線の様子がことなる。

日本に分布するアイナメ属の魚は殆どの種で側線が5本あるのが特徴だが、種により側線の長さがやや異なる。クジメは日本に分布するアイナメ科魚類としてはめずらしく側線が1本のみ。

体の腹方をはしる2本の側線(第4・第5側線)のうち、スジアイナメは第4側線が短く臀鰭基部付近に達しないのに対し、ウサギアイナメは臀鰭基部を超えるのが特徴。またスジアイナメは北海道の各地、太平洋岸は福島県まで、日本海岸では兵庫県や島根県にまで生息するのに対し、ウサギアイナメは日本では殆ど北海道近辺のみに産する。

ウサギアイナメは日本から知られるアイナメ属の魚では最大になり、全長70cmに達することもあるらしい。これはやや小さめの個体なのだが、それでも30cmを超える。アイナメの仲間で最大の種類は北東太平洋に生息する「キバアイナメ」という種でこれは150cm近くになるらしい。英名「Lingcod」といい、確かにアイナメの仲間、というよりはタラの仲間のようにも見える。

アイナメの仲間は英名でgreenlingといい、ホッケの仲間はAtka mackerelという。確かにサバの仲間のようにも見える細長いからだと尾鰭だ。ザニオレピスと呼ばれる仲間 (日本には分布しない) はcombfishと呼ばれている。背鰭の様子からだろうか。

ちなみにウサギアイナメの英名(Fishbaseによるコモンネーム)はRock greenlingという。岩礁域に多いからだろうか。日本では北海道沿岸に分布し、海外では確実に分布しているといえるのはカムチャッカ半島、千島列島、ピーター大帝湾、ベーリング海、北米西海岸(カリフォルニアまで)。

北海道では大きくなるため釣りの対象魚として人気がある。同様に食用魚として他のアイナメの仲間と同様に利用されている。

●アイナメ科

シェアしてね

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSやってます