シチロウウオ

シチロウウオ

先週土曜日にスマと一緒に京都中央卸売市場仲卸「シーフーズ大谷」さんより珍しい魚が届きました。トクビレ科のシチロウウオという魚です。こんな魚が・・・

8匹も届きました!

シチロウウオはトクビレ科の魚であるが、見た目はトクビレとは大きく異る。以前ご紹介したサブロウによく似ている種、しかしながら頭部の形が大きく異なる。シチロウウオでは吻がやや細長く、サブロウではやや短いという違いがある。シチロウウオ属は1属1種であるが、同じく1属1種のオニシャチウオ属にも近い。

オニシャチウオとの違いは、第1背鰭や臀鰭の基底が短く、背鰭棘数、臀鰭軟条数がそれぞれ7~9、12~15であること。オニシャチウオでは第1背鰭や臀鰭基底が長く背鰭棘数、臀鰭軟条数がそれぞれ17~21、23~27と多い。また脊椎骨数などでも差が見られるようだ。

シチロウウオを背面から見た様子。吻が長く、サブロウなどとはかなり違う雰囲気。トゲウオ目魚類にも何となく似た感じだが、シチロウウオはスズキ目・カジカ亜目の魚である。

頭部側面。胸鰭には小さな斑紋があるがこれは同定の材料にはならないようだ。

分布域は相模湾・新潟県~北海道のオホーツク海。千島列島にも生息する。海外ではロシア東部~朝鮮半島東部。浅海の砂底や藻場に生息していて、たまに底曳網などで漁獲される。

シチロウウオをさばく

体が武装されているように見えるシチロウウオであるが、実際にはその鎧は案外やわらかいもので、キッチン用のハサミでさばくのが早い。他の魚のように簡単にさばける。鱗が飛ぶようなことがないのも良い。しかし案外食べるところは少ないようだ。

シチロウウオのお刺身。こりこりしていて美味である。紫蘇の上に乗っているのは卵巣。今回入手した個体はすべて雌の個体だった。

●トクビレ科

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