ジュウモンジサラサハゼ

ジュウモンジサラサハゼ

この間購入した魚はシールズカージナルフィッシュの他にもう1種。

B-BOXアクアリウム(松戸)で購入したハゼ科の魚。サラサハゼ属のジュウモンジサラサハゼだ。

サラサハゼ属はFishbaseによると14種が有効とされている。このほかFishbaseでは別属扱いされているキンセンハゼの仲間も含め計16種が知られる。うち日本産はキンセンハゼ、サラサハゼ、スフィンクスサラサハゼ、ワカケサラサハゼ、ホホベニサラサハゼ、ジュウモンジサラサハゼ、エサキサラサハゼの計7種で、他に未記載種と思われるものが知られている。

ジュウモンジサラサハゼは日本では八重山諸島にのみ分布する種で、海外では西太平洋と東インド洋に生息する。生息場所はサンゴ礁域、というよりは内湾の砂地であることが多い。

サラサハゼ属の魚は砂の上をホバリングし、餌を捕食する際に口に砂ごと含み、鰓から砂だけを捨てるという食性を持つ種類。同じような食性をもつものは、オトメハゼなどに代表されるクロイトハゼ属の魚や、「カニハゼ」などが知られている。この食性のものはサンゴの上に砂をかけてしまうなどサンゴ水槽では入れにくいものもいるが、今回の種は小型であるため、いまのところはあまり影響がない。

ジュウモンジサラサハゼによく似たものにはホホベニサラサハゼやエサキサラサハゼなどがいるが、本種は尾部に薄い赤色斑があるのに対し、ほかの2種にはないこと、体側には橙色の縦線があるほか薄い横線もでるなどの特徴により区別できる。サラサハゼの仲間でも、本種のような薄い縦線が数本あるグループは未記載種もいるなど、まだまだ分類学的にはホットなグループであるといえるだろう。性格は温和だがタフ。シールズカージナルフィッシュにつつかれても動じない。現在は一般のサンゴ水槽で飼育しているのだが海藻や海草を入れた水槽で飼育してみたいところだ。そうすれば餌となる微生物がわきやすいため、飼いやすくなるだろう。ただ砂を掘るため海藻はいいかもしれないが、海草には影響があるかもしれない。

↑レインフォーズゴビー

サラサハゼ属の仲間は観賞魚店にはいることが少ない。サラサハゼやキンセンハゼ、あるいはキンセンハゼの近縁種レインフォーズゴビーはよく入るのだが、他の種は殆ど見ない。ただしフィリピンの浅い砂地ではスフィンクスサラサハゼやブアンゴビーがたくさんいるようなので、ただ無視されてしまっているだけだろう。浅い砂底に生息するハゼもほとんど来ない。この間のシールズカージナルフィッシュと同じく混じりものを探す、「珍カラ」狙いと同じような楽しみがあるともいえるだろうか。

魚はこの2種を購入したが、ライブコーラルも1種類だけ購入している。それはまたいずれ。

シェアしてね

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSやってます