ホシセミホウボウ

ホシセミホウボウ

最近は魚の飼育ネタや昆虫ネタが多くなってきていた。だから魚を紹介するのは久し振りになる。

この魚はホシセミホウボウという魚。スズキ目・セミホウボウ科の魚種。「セミホウボウ」という名前から考えると、ホウボウに近いのではないかと思いがち。

非常に大きな胸鰭をもっているところはホウボウに似ているが、ホウボウの仲間とは全く違うグループのよう。

セミホウボウとホシセミホウボウの違いは背鰭の様子。後頭部にある遊離棘と背鰭棘条部の間に小さな遊離棘があるのがセミホウボウとオキセミホウボウ、ないのがホシセミホウボウとトンガリセミホウボウ、というが写真だけでは見分けがつかないことも多い。吻はやや短く先端がとがらないので、日本産セミホウボウ科4種のうち本種と特に似ているトンガリセミホウボウと区別できる。

また臀鰭には黒色の斑も見られない。これも特徴だろうか。セミホウボウは黒色斑が臀鰭にあるのが特徴。ただし、この黒色斑は薄くて消えやすいようだ。なおこの写真では臀鰭が薄らと黒くなっているがこれは背景のせいである。

臀鰭に黒色斑がないものにはオキセミホウボウがいるが、吻は本種よりもさらに短いよう。ただしきちんと見分けたいというときは、背鰭の様子も見るべきだろう。オキセミホウボウは先ほど述べたように後頭部にある遊離棘と背鰭棘条部の間に小さな遊離棘がある。

魚類検索図鑑ではホシセミホウボウはホシセミホウボウ属となっているが、最近はセミホウボウ属にまとめられることが多い。確かに、別属にするほどの違いもないように見える。セミホウボウ科はホシセミホウボウ属をセミホウボウ属の他にニシセミホウボウ属という大西洋にのみ生息するものがあるが、現状これはニシセミホウボウ1種のみが有効とされる。この標本は確か神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能 宏博士のもとに送った。この科の魚は何度か食べたが美味。ただ内臓が悪くなりやすい。早く食べるに限る。この個体は2013年9月に前にお世話になった沖底船海幸丸によって鹿児島で採集されたもの。ありがとうございました。

セミホウボウの仲間は底曳網漁業だけでなく、釣りや定置網でも漁獲される。定置網では可愛くて小さな幼魚が採集される。観賞魚として人気があるが、あまり流通は多いとは言えない。

★おまけ

講談社さまから献本がありました。

株式会社童夢の細居さま、橋谷さま、ありがとうございました!

このブログのオオヒシマトウダイ、シキシマハナダイ。そしてアカドンコの写真が掲載されています。魚を送っていただいた二階堂由美さま、潮崎友泰さま、シーフーズ大谷さま、ありがとうございました。私の「推し」はコジハル&篠田麻里子さま146頁の共生ハゼのとこ。子供向けですが大人も楽しめます~!!

●セミホウボウ科

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