キンギョの放流、無事中止に。

キンギョの放流、無事中止に。

今日は特にネタもなくと思ったが、外来生物であるキンギョを放流するという信じがたいイベントが無事中止されたというニュース

キンギョ放流イベントがネット炎上で中止に・・・「生態系に影響」「虐待」(産経新聞)

大阪府泉佐野市の渓流で今月30日、キンギョを放流するというイベントが行われようとしていたが、どうやら中止になったようだ。経緯については、私は日本淡水魚類愛護会の運営をされている西村さんらのTwitterなどである程度理解できた。そして本日、Yahoo!でもそれについてのニュースが掲載されていた。

Yahoo!のコメント欄については、私は世論をある程度反映しているものと思っている。この記事にも多数のコメントがついていた。しかし、かなりおかしなコメントが掲載されている。
コメントは一部要約。

●川に真っ赤な魚がいると楽しくてよいのに・・・
●川が真っ赤になるように放流してほしい。

日本の河川にはもともと上から見て真っ赤な魚がいない。いるのがおかしい。コイやキンギョはもともと観賞魚なのであり、自然の川や池にいるのがおかしいのだ。

さらにこの問題を複雑にしているのは、キンギョはもともとフナなのだから逃がしても問題ない、という考え方だ。元々キンギョは日本にいない種で、ユーラシア大陸産のギベリオブナを改良させた種と伝えられている。そしてひとくちにフナといっても、日本各地にさまざまなタイプのフナが生息している。それらの中には遺伝的にほかの地域のものと全く違うものがいたりする。各地のフナを保護するには、よそのフナから守っていくことが重要である。他にも病気や寄生虫の問題がある。冷水病、KHV、カエルツボカビ・・・。こういう病気が魚などの生物を脅かす。

さらに「キンギョがいいなら他の魚を放してもいいのでは・・・」ということにつながり、よそから魚を放す。そして生存競争、遺伝子汚染、ほかさまざまな問題が引き起こされる。魚などを捕食するガーの放流が問題になっていたが、実は問題は目に見えないことが多いのだ。

もちろん、イベントで行われる金魚すくいを非難するつもりはなし。寧ろこういうキンギョを飼育することは、命の大切さを知ったり、魚の不思議を知ったりすることができるし、魚とくらすことの楽しさもある。ただし、キンギョを放流しないような呼びかけも重要だ。

しかし魚の放流をよしとする考えをもっている人もいるのも事実。しかしこのような危険があるのだから、生物を野に放すようなことはしてはいけない。

環境省も特定外来生物の種指定を急ぐ前にこのような人についてきちんと対策をするべきではないのか。魚の放流を禁止すべきではないのか。それは環境省が養殖関連とか河川の組合とかとずぶずぶの関係だというから無視するのだろうが。

兎に角、観賞魚の放流を禁止するようなルール、あるいはその水域に生息していない生物を放流することを禁止するようなルールを早いうちに作らなければならない。

●コイ科

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