コオリカジカ

コオリカジカ

昨日は記事を書く途中で居眠りしてしまい結局ブログ更新はできませんでした。

今日は北海道の魚。

スズキ目・カジカ亜目・カジカ科・コオリカジカ属のコオリカジカ。

コオリカジカ属は北太平洋・北大西洋から17種が知られ、日本からはそのうち11種が知られている。多くの種類で櫛鱗が列状になってあるなどの特徴がある。コオリカジカは後頭部に1対の棘があり、さらに体側の背側に小さな棘条の鱗が列をなしている。この二つの特徴の組み合わせによって、日本に分布している他のコオリカジカ属魚類と区別することができる。

▲体側の背側に小さな棘条の鱗が列をなしている様子

▲後頭部の棘

水深70m以深、やや深い海に生息する種で、漁法は刺網や底曳網。本種も恐らく刺網に入ってきたのだと思われる。日本における分布は、コオリカジカ属としては最も広いものと思われ、北海道の全沿岸から日本海側では山口県、太平洋岸でも宮城県くらいまでみられる。海外では朝鮮半島やロシア沿海州まで分布。以前宮城県の底曳網調査でもこの魚を見たことがあるが、じっくり見たのは今回が初めてだ。カジカの仲間は同定が難しいが、きちんとした標本が残っていればなんてことないのである。

▲側線上に強い櫛鱗がある。

今回の個体は北海道の羅臼近海で漁獲されたものだ。ちなみに羅臼産のコオリカジカ属魚類にはその名も「ラウスカジカ」というのがいる。ラウスカジカは体側の背側の鱗列の上方に細かい櫛鱗があり、後頭部には棘がなく皮弁があったりし、後頭部の皮弁は1対であることで近縁種やオットセイカジカと区別することができる。ラウスカジカは2006年に新種記載された種類で、羅臼の他に太平洋岸の浦河でも獲れているらしい。水深73m以浅に生息しているようだが、7cmほどの小型種であり網にかからず出会う機会は多くないかもしれない。

今回のコオリカジカは雌の個体で、大量の卵を持っていた。魚は頭を落とした後三枚おろしにして焼いた。我が家の魚料理にはほとんど頭部がない(笑)。じっくり塩焼にして食べた。鱗は硬くて食べにくそうにも思えるが長く焼けば骨も鱗もそのままバリバリと食べられる。肉は淡白であり味はあまり感じられなかった。

今回もほかの北海道の魚と同様に坂口太一さんから頂きました。ありがとうございました。

●カジカ科

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