ナガハダカ

ナガハダカ

年度が新しくなりました。

久し振りのブログ更新。魚は昔のものですが「ナガハダカ」。

ハダカイワシの仲間は同定が難しい。発光器を見ることが必要だが、写真からでは上手くかぞえられなかったりすることさえある。そのため写真ではなく、現物を見て同定していない同定は当てにしてはいけないのだ。

ナガハダカはハダカイワシ属と比べたらまだ同定しやすい方かもしれない。Prc…中華人民共和国、ではなく尾鰭前発光器が二つなのだ。ハダカイワシ属の魚は3個以上あるので、その仲間と比べたらまだ絞り込みやすいといえる。

▲上二つはナガハダカ。3番目の写真は前回のアラハダカ

これはSAO、肛門上発光器というもので3つあり、折れ曲がっている。この間のアラハダカも本種ほどではないが折れ曲がっている。ただしアラハダカが含まれるススキハダカ属は、斜めまっすぐのものが多い。

ナガハダカ属は日本近海に2種が分布している。もう1種のマガリハダカはAOp、後部臀鰭発光器前端の1個だけが、臀鰭基底後部上にあるのが特徴で、ナガハダカはAOpのうち4~5個が臀鰭基底上にならぶ。2枚目の写真だと、臀鰭の上にあまり多くのAOpが乗っかっていないようにも見えるが、この個体の臀鰭後方がぼろくなっていてたっていないだけである。なお臀鰭軟条数はナガハダカ、マガリハダカともに20前後。検索図鑑の図を見るとマガリハダカのAOpの数はナガハダカより少ないようだ。

分布は広く日本では北海道~高知県までの各地で見られる。海外では北太平洋に広くいて、カリフォルニア付近にもみられる。魚類検索図鑑による水深は557~1497mとなっているが、高知県の定置網で漁獲された個体の写真が高知大学のWEBサイトにあることから、他のハダカイワシのように夜間は浅いところまで上がってくるのではないかと思われる。この個体はとある船の方から頂いたもの。この年に初めてハダカイワシの仲間を同定したのだが、その同定が楽しくてたまらなかった頃のものだ。と、エイプリルフールらしく。でも実際は楽しいですよ。ホンモノの個体をみないと同定することはできないけれど。

今日施行された竹富町の条例については言いたいことが山ほどあるがそれはまた別の機会に。この件については言いたいことを全部言えばGooブログの文字数制限に収まらなくなってしまう。

●ハダカイワシ科

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