金魚の放流 また発生

金魚の放流 また発生

ご無沙汰していました。久しぶりのブログ更新です。ここ半月ほど公私とも忙しく、あまりブログを更新できていませんでした。しかし四国方面や、岡山県にも行くことができ、リフレッシュできました。

以前何度か分けてご紹介した滋賀県の魚もこれが最後。小さな河川。護岸されているものの、魚の種類も豊富で楽しめました。

同行者の方が巨大なカネヒラを採集されていました。秋産卵型のカネヒラですが、7月半ばで婚姻色がバリバリでした。カネヒラは日本のタナゴの仲間でも大型種で、全長10cmを超えます。

こちらも同行者の方が採集された「大物」。ナマズさんです。滋賀県には日本在来のナマズの仲間としては最大級(淡水域のものでは最大種)のビワコオオナマズなども生息しています。今回の滋賀旅行で同行者の方はイワトコナマズもみているそうです。いいなー。

ウキゴリは私が採集したものです。関東にもいるハゼ科の魚なのですが、今回採集した滋賀県の個体は関東のとちょっと違うような気もします。滋賀県では2013年にもこの種類を採集しています。

今回一緒に採集に行かせていただいたTwitterのフォロワーさんに感謝です。

しかし、なぜ私は滋賀まで行ってきたのだろう。

そうだった。

大阪府の近畿大学で行われた日本魚類学会主催のシンポジウム「第三の外来魚問題 -人工改良品種の野外放流をめぐって-」というのに参加するために途中で琵琶湖に立ち寄ったのでした。これが何故大阪で行われたのでしょうか。それは大阪府泉佐野市で「納涼カーニバル」と称されるイベントの中で、キンギョの放流を行ったのでした。

これを問題視した(当然なのですが…)魚類学会がわざわざお金をかけて大阪でこのようなシンポジウムを行い、第3の外来魚を問題にする機運を高めたのですが、それをあざ笑うかのように、こんなイベントが行われたのでした。

NHKニュースより

園児が金魚の稚魚を放流」(香川県)

河川の美しい景観作りのために放流した、とのことだが、キンギョを放流したらどうして河川の美しい景観をつくることに役立つのだろう。川の美しい景観をつくるためには、コンクリート護岸も除けて、自然に植生が復活するのを待つべきだろう。キンギョやニシキゴイは、家や学校などの池で観賞する分には見ていて楽しく、美しいのであるが、河川や池に放流されたものを見ても楽しくも美しくもない。

キンギョは、3年で30cmも成長する。一体どうやって30cmも育つのだろう。キンギョは動物なので光合成することはできず、水と光以外のエネルギーも必要なはずだ。ではそのエネルギーをどうやって得ているのか考えると、それは在来の生物を捕食することにより、エネルギーを得ている、と考えるべきだろう。オオクチバスの放流の最大の問題点は、池や湖などにはなされると在来の動物を食い荒らしてしまう、ということだが、キンギョだってオオクチバスと同様にさまざまな生物を食い荒らすのだ。さらにいえばオオクチバスはおもに動物食性なのであるが、キンギョは植物も、小動物も食い荒らしてしまう。

この取り組みはなんと琴平町の教育委員会がおこなっているのだという。しかしこのような教育委員会のもとで育った子供たちは、将来キンギョなどを飼うこともあるだろうが、飼育に飽きてしまったら、飼育していたキンギョやそのほかの魚を河川や池、沼などに放流するということをしてしまうのではないか。年齢も5歳と非常に若く、このときの体験は将来になっても楽しかったと思うようになるのではないか。

放流をやめるだけでなく、教育委員会の人はこれまで長年放流活動に参加した子供全員に「放流はいけない」という話をするべきであろう。

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コメント

  1. マスターグリ より:

    友人から変わったマスの写真が送られてきました。同定お願いします!