ツマジロがやってきた

ツマジロがやってきた

今週は我が家に魚が色々届きました。まずはこちら。

メジロザメ目・メジロザメ科・メジロザメ属のツマジロ。

ツマジロはメジロザメ科のサメで、全長3mにもなる大型種。日本沿岸にもメジロザメの仲間は多くの種が生息しているが、このツマジロは暖かい海を好むためか、日本においての生息地は主に琉球列島の珊瑚礁域に限られるよう。海外では東アフリカ~中央太平洋の熱帯海域に分布する。

メジロザメ属なので鋭く強い歯をもち、大きいものは潜在的な危険性があるため注意が必要とされているが、近づきすぎなければ危険はないようだ。本種はダイバーにもお馴染みのサメだというが、なかなか日本では観賞できないのだろうか。「魚類写真資料データベース」にも掲載されていない。今回の個体は喜界島産で、全長1mもない幼魚。釣りにより漁獲されたものを「がほー」さんに送っていただいた。ありがとうございました。

名前について

ツマジロの特徴は背鰭などの鰭の先端や縁が白くなること。よく似た名前のツマグロは英語名ではブラックチップシャークと呼ばれており、観賞魚の世界でもこの名前でよばれ、標準和名で呼ばれることは多くない。ツマグロは日本ではまれな種であることも一因だろう。

ツマグロはブラックチップだからツマジロはホワイトチップなのだろう…と思われがちだが、ホワイトチップはおもにネムリブカのことを指し、本種は英語名ではシルバーチップという。昔熱帯魚にはまっていたとき飼育していたハセマニアのことを思い出す。ハセマニアもツマジロ同様に鰭の先端が白くなるのが特徴だ。

メジロザメ科の利用法とお願い

メジロザメの仲間はフライなどの料理やかまぼこの原料としても利用されているのだが、残念ながらこの個体は鮮度が若干落ちてしまっており、食用にはできない。現在冷凍しており、何処に送ろうか思案中。

ツマジロはそれほど同定は難しくないのだが、メジロザメの仲間などの大型サメは標本がないと同定が難しいものが多い。同定のためにはどうしても個体を残しておく必要がある。そのため同定依頼については標本を残して部位をチェックできるようにしてほしい。また小ぶりのものは標本用にのこしておくことを強く勧めたい。

●メジロザメ科

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