タテジマキンチャクダイを食べる | 魚のブログ

タテジマキンチャクダイを食べる

今年はなぜかヤッコ類との出会いが多い。自分で釣ったものではないが。小笠原の山田さんからは、あの小笠原固有のヤッコ。沖縄からはヘラルドコガネヤッコとアブラヤッコ。この間はあららさんからロクセンヤッコとニシキヤッコをいただいた。もちろん自分で採集したわけではないし、採集できそうなものではないのだが。

最近四国へ遠征に行ってきて、友人からタテジマキンチャクダイをいただいた。全長23cmくらいで、成魚である。タテジマキンチャクダイは潜る場所ではあまり見ない種である。サザナミヤッコとアブラヤッコ、ナメラヤッコの3種はよく見るのだが。

まず思うことはタテジマキンチャクダイは色が美しいということだ。これは誰もがおもうことであろう。それから鱗の様子もサザナミヤッコやロクセンヤッコと違う。なんか柔らかい感じにみえるのだ。タテジマキンチャクダイはインド洋のものと太平洋のものでは背鰭の形が違っており、これは写真で確認できる。この個体は背鰭の後方が少し伸びている太平洋産の個体で、インド洋のものは伸びない。この部分が格好いい。ただ幼魚のうちは太平洋のでも丸みを帯びてるようだし、太平洋でも一部の海域の個体はまるいらしい。

あのようにきれいだったタテジマキンチャクダイは、十数分後にこのような姿に。内臓は毒化する可能性もあるので食べない。内臓はグロテスクで食欲が失せる。この仲間は藻類も食うため、緑色っぽくなっているのだ。一方で筋肉は白身でこのような綺麗な色彩。そして味が意外とうまいのだ。体の縁辺に近いところはコリコリしていておいしい。そしてそれ以外のところも甘さがあり美味しい。魚の味は見た目では決まらないのだと、再確認させてくれたものだ。この魚を獲ってきてくれた友人に感謝したい。

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