ヒメコトヒキ | 魚のブログ

ヒメコトヒキ

みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

昨年初めて食べたシマイサキ科の魚だが、シマイサキだけでなく、こんな魚も来てくれた。ヒメコトヒキという魚だ。ヒメコトヒキはシマイサキ属ではなく、コトヒキ属の魚である。しかし直線的な縦線なので、シマイサキにも似るが、線の太さや数などがシマイサキとは違うので間違えにくい。写真では縞模様が薄いがもっと鮮明なことも多い。また顔つきは大きく異なっている。また背鰭の大きな黒色斑もヒメコトヒキの特徴といえそうだ。

▲ヒメコトヒキとシマイサキ

写真は上がヒメコトヒキ。下がシマイサキ。同じシマイサキ科であっても見た目が大きく異なっている。

▲ヒメコトヒキの頭部

ヒメコトヒキの前鰓蓋はカミソリみたいな感じである。注意しないと危ないかもしれない。

ヒメコトヒキは以前にも紹介したことがあったが、過去に紹介したのは幼魚であり、成魚は初めてである。幼魚は流れ藻やゴミなどの浮遊物についている習性があるため、関東の沿岸でも見られるがその数はコトヒキとくらべて圧倒的に少ない。国外での分布はインドー西太平洋の熱帯域であるが、最近地中海からの記録もある。

コトヒキ属は3種がしられ、わが国にはコトヒキとヒメコトヒキの2種が生息している。日本に産しないTerapon putaは側線鱗数の数が70~85とヒメコトヒキ(側線鱗数46~56)とくらべて圧倒的に多く、また体もヒメコトヒキに比べて細長いのが特徴である。この種の分布域は紅海(~スエズ運河経由で地中海)、ザンジバルから東南アジアにまで達しているため、日本で見つかっても不思議ではないだろう。

ヒメコトヒキは東南アジアでは食用種。今回も食べてみたが、かなりうまい。鹿児島県の田中水産より送っていただいたもの。ありがとうございました。

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